夜分に吸血失礼します。5話あらすじ・ネタバレ「女子社員に血を飲んでと迫られて!?」

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています
  • URLをコピーしました!

コアコミックス発行の漫画『夜分に吸血失礼します。』。吸血鬼になった中年サラリーマンの葛藤と、サイコな後輩との危ういかけ引きを、ネタバレありでご紹介します。

前話では、小夜さんは、バケモノなりに生きることを決意しました。では実際に極限の状態で、人としての体面を守れるのでしょうか?

「夜分に吸血失礼します。」5話のあらすじ、感想、見どころをご紹介します!

目次

【夜分に吸血失礼します。】5話あらすじ

会社員ながら吸血鬼の主人公「小夜さん」は、同じ職場で働く女子社員と、終業後に食事へ行くことに。

この女子社員「泉さん」は、小夜さんに少なからず好感を抱いている人物。小夜さんのことを、大人っぽくて頼れる上司だと思っています。

ところが、当の小夜さんは、2週間以上血を飲んでいなくて、飢えが限界に近い状態。前話では、「我慢しすぎれば歯止めがきかなくなる」との話もありました。

はたして、小夜さんはこのピンチを乗り切れるでしょうか?

新たな吸血鬼の能力とは

極限状態であらわれたのは、吸血鬼の能力「魅了」。なんと、女性の正気を失わせ、自分の血を差し出すように洗脳する能力です。

食事の後に、小夜さんが笑顔を向けると、泉さんの様子が一変。小夜さんをカラオケの個室に連れ込み、「私の血を飲んでください」と迫ります。

こうして女性のキャラクターが関わってきて、吸血鬼の物語らしい展開になってきます。吸血鬼の伝説といえば、美貌の男性吸血鬼が、美しい貴族の女を襲う……というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

ここでは逆に、女性の方が小夜さんに迫ります。

これまで女性との密接な展開がなかっただけに、小夜さんと泉さんの距離の近さが生々しい。見てはいけないものをのぞいているような感覚になってしまいます。

吸血鬼の危険性を自覚して絶望する

いかにうまく生きていこうとしても、結局自分は他人を傷つける。その事実に絶望した小夜さんは、生きていくのを諦めようとします。

泉さんの血を飲むか……と思われたとき、現れたのは山寺くんです。

山寺くんは、小夜さんが必死に泉さんの血を飲むまいとしているのを見て、疑問に思います。「自分の血は飲めるのに、どうして泉さんの血は飲めないのか」と。

血を飲むことに前向きになった小夜さんでしたが、結局、人を傷つけることに変わりなかったと気づかされます。

絶望した小夜さんは、もう生きていくのをやめようとする

くやしいですが、山寺くんの言うことにも一理ありますね。山寺くんは、みずから血を差し出してくるとはいえ、自分の身に危険であることには変わりません。

それが、山寺くんならよくて、泉さんはダメ、と区別するのは、命に優劣をつけているということです。ふたりだけの関係ではわからなかった事実に、ようやく気づくことになりました。

死を決意した小夜さんに、山寺くんは?

血を飲むのを拒絶し、死にかけている小夜さんを助けたのは、山寺くんでした。小夜さんの頭をつかんで、口移しで強引に血を飲ませます。

山寺くんは、3話で、小夜さんに助けられている。「自分を助けておきながら、自殺しようだなんておかしい」といって、無理やり小夜さんを助けます

こうして、事態は一件落着。泉さんは正気を失っていた時の記憶はなく、小夜さんも頼れる上司のメンツを保ちました。

ふたりのキスシーンも目を離せませんが、なにより注目なのが、山寺くんの変わりようですね。

小夜さんと出会った当初の、刺激だけを求める山寺くんだったら、ここで小夜さんを見放していたかもしれません。というのも、小夜さんが泉さんを襲うのを見ていた方が、面白いはずだからです。

しかし実際に山寺くんは、小夜さんを助けました。

もちろん、吸血鬼につながる手がかりを失わないためもあるでしょう。それでも、バカ真面目な小夜さんの影響で、山寺くんの冷めた気持ちが、少し変わりつつあるのが感じられます。

【夜分に吸血失礼します、】5話の見どころ

人としての生活と、吸血鬼の生態の葛藤を描いた5話。見どころは、吸血鬼の物語らしいドキドキする展開です

吸血鬼の物語と、男女の関係というのは、切っても切りはなせない関係にあります。

たとえば、吸血鬼の起源になった、J・ポリドリによる小説『吸血鬼』でも、男女関係が中心に描かれています。こちらは、男の吸血鬼が、恋人や妻の女性を殺害するという内容です。

今回、女性のキャラクターが加わることで、小夜さんの吸血鬼の側面がひきたてられています。それと同時に、より官能的で目が離せない展開になっています。

そして面白いのは、ただの男女の関係の物語ではとどまらないところ。結局、山寺くんが小夜さんを助けて、ふたりの関係に収まりました。

クライマックスは、男同士のキス。ややボーイズラブな傾向もありますが、ふたりの間に愛はありません。こうした絶妙なバディ関係が良い、と感じる女性の方も多いのではないでしょうか。

【夜分に吸血失礼します。】気になる続きは?

死にたいほど吸血鬼が嫌ならば、人間に戻る手がかりが必要です。次話では、小夜さんを吸血鬼にした「女の吸血鬼」と、小夜さんとの出会いが明かされます

出会ったのは、20年以上前。しかも彼女は、小夜さんの初恋の人です。小夜さんを虜にした、彼女はいったいどんな人なのか?次話で明らかになります!

そして今回ご紹介した、吸血鬼漫画らしいドキドキ感。これを実際に味わいたい方には、「夜分に吸血失礼します。」5話が収録されている、単行本1巻をオススメします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次